〜社会の成績を上げたい人のページ〜
中学受験をするお子さんの割合が高くなりましたが、家庭教師歴20年の私もその熱気をひしひしと感じます。
年々お子さんの塾通いの日数も増え、自宅学習の時間も長くなっています。
しかし、算数や国語や理科の学習時間に比べて、社会の学習時間は伸びていないように感じます。
中学受験では社会の配点は理科と同じであることがほとんどですが、社会の学習に十分な時間を割かない生徒が多いのが実情です。
なぜでしょうか?
「社会は覚えるだけだから受験直前にやればいい。」
「何度やっても覚えられないし・・・。」
「社会より理科をやった方がいい。」
これは正論に聞こえるかも知れません。
他教科には手をつけても社会だけは自宅学習を十分にしない。
「そのうちできるようになる」と信じる人が多いようです。
しかし、結局「そのうち」はこない、という場合がほとんどです。
私の経験から言えば、社会が苦手な生徒は、単にやるべきことをやっていない子がほとんどのようです。
やるべきことをやれば誰でも社会の偏差値は60を超える、と私は考えています。
そこで考えてもらいたいのです。
社会は本当に重要な科目ではないのでしょうか?
私は社会こそ、最も短い時間で偏差値を上げられる科目だと考えています。
理科ならば、「原理を理解して、その上で論理的な思考」を求められます。
しかし、社会は「知識と理解」を求められるだけで、高度な「論理的な思考」は求められません。
社会は、算数や国語や理科のような高度な論理的思考を求められない科目なのです。
言い換えれば、たいした時間もかからず他教科よりも安定して成績を伸ばせる教科なのです。
社会ほど、「労少なくて益多し」という言葉の似合う科目はありません。
配点が少ないからといって社会を疎かにするのは、極めて間違った作戦といえるでしょう。
中学受験は4科目の合計点によって合否が決まります。
10点稼ぐのに、最も短い勉強時間で稼げるのは、社会なのです。
実際に以下で話す方法で、小6の10月の模試で合格率20%だった中学に逆転合格した生徒もいます。
これから述べることが社会の苦手なお子さんの成績アップのきっかけになることを念じてやみません。